いつも使っているカスタムGPTを開いたところ、「12月11日までにGPTをプラグインに移行してください」という見慣れない案内が表示されました。未移行のGPTは期限後に利用できなくなるとのことで、自分用だけならまだしも、これまでGPTを配布・販売してきた身としてはかなり気になる変更です。
そこで今回は、実際に自作のカスタムGPT(GPTs)をプラグインへ移行し、元のGPTと同じように動くのか、移行後の指示文や参考資料はどう編集するのかまで検証してみました。さらに、他の人が作ったプラグインをZIPファイルで受け取り、自分のChatGPTへインストールして使えるのかも実際に確認しています。
この記事では、2026年9月記事執筆時点で確認できた画面をもとに、カスタムGPT(GPTs)からプラグインへ移行する手順、編集方法、ZIPでの配布方法、そして移行前に知っておきたい注意点までまとめて紹介します。
カスタムGPTとプラグインは何が違う?

カスタムGPTからプラグインへの移行と聞くと、「名前が変わるだけなのでは?」と思うかもしれません。私も最初はそのくらいの変更だと思っていました。
ところが実際に触ってみると、単純な名称変更ではありません。これまでカスタムGPTで使っていた「指示」や「Knowledge」はプラグインでも引き継げますが、内部の仕組みや編集方法はかなり変わっています。
まずは移行作業へ進む前に、カスタムGPTとプラグインの違いを簡単に整理しておきます。
カスタムGPTの「指示」はプラグインでは「スキル」になる
カスタムGPTをプラグインへ移行すると、GPTに設定していた指示は「スキル(Skill)」として引き継がれます。
「スキル」という言葉は少し分かりにくいですが、簡単に言えばChatGPTに「この場面ではこう動いてください」と教えるための手順書のようなものです。
つまり、これまでカスタムGPTの「指示」に書いていた内容がなくなるわけではなく、プラグインの中にあるスキルという形に置き換わると考えると分かりやすいでしょう。
Knowledgeファイルも参考資料として引き継げる
カスタムGPTでは、テキストファイルやPDFなどをKnowledgeへ登録し、その内容を参考に回答させることができました。
プラグインでも同じようなことができ、移行時にはKnowledgeファイルが参考資料として引き継がれます。
そのため、
「指示文+Knowledgeファイル」
を中心に作っていた比較的シンプルなカスタムGPTであれば、プラグインへ移行しやすい構成と考えられます。
実際、今回テストした画像生成用のカスタムGPTも、主に指示文とKnowledgeファイルで構成していましたが、移行後もほぼ同じように動作しました。
ただし、すべての設定がそのまま引き継がれるわけではありません。
モデル設定やCustom Actionsはそのまま移行されない
特に注意したいのが、使用モデルとCustom Actionsです。
カスタムGPTで指定していたモデルは、そのままプラグインには引き継がれません。
また、Custom Actionsも自動では移行されないため、外部サービスやAPIと接続しているGPTでは、別途設定が必要になる場合があります。
さらに、これまでカスタムGPTで行った会話履歴もプラグインへ移行されません。
そのため、
「移行ボタンを押したから、今までと完全に同じものができる」
とは考えない方がよさそうです。
実際に移行したあとは、普段そのGPTで使っていた質問や少し複雑な指示を試して、これまでと同じように動くか確認しておく必要があります。
一番戸惑ったのは「編集方法」がまったく違うこと
個人的に一番大きな違いだと感じたのは、プラグインを作った後の編集方法です。
これまでのカスタムGPTなら、
- 指示欄に文章を書く
- Knowledgeファイルをアップロードする
- 更新する
という非常に分かりやすい仕組みでした。
一方、現在のプラグインでは、スキルや参考資料の内容を確認することはできますが、同じ画面から直接書き換える方式ではありません。
プラグインの修正は、Plugin CreatorとのChatまたはWorkで「どこをどう変更したいか」を伝えて編集する形になっています。
つまり、
という違いがあります。
この変更は実際に使ってみるとかなり戸惑う部分でした。
後ほど実際の画面を使って、スキルへ1行追加したり、参考資料を追加したりするところまで試しているので、その結果も詳しく紹介します。
プラグインへ移行する前に必ずバックアップしておこう

カスタムGPTからプラグインへの移行自体は、それほど難しくありません。ただし、特に販売・配布しているGPTの場合は、いきなり本番のGPTを移行する前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
今回最初に行った検証では、元のカスタムGPTを残すためにGPTを複製し、その複製版だけをプラグインへ移行しました。
ところがその後、プラグインへ移行していない複製元のGPTでKnowledgeファイルを開こうとしたところ、「Not Found」と表示される現象が発生しました。
この時点では、プラグイン移行が複製元GPTにも何らかの影響を与えた可能性を考えましたが、翌日に別のGPTで同じ手順を再検証したところ、今度は複製元GPTのKnowledgeファイルを問題なくダウンロードできました。
そのため、最初に発生した「Not Found」はプラグイン移行の通常仕様ではなく、一時的な不具合だった可能性があります。
ただし、移行作業とは別に不具合が起きる可能性もあるため、プラグインへ移行する前に、指示文やKnowledgeファイルなどGPTを構成しているデータをPCへバックアップしておくことをおすすめします。
指示文はテキストファイルなどに保存しておく

まず最優先で保存しておきたいのが、カスタムGPTの「指示」に入力している内容です。
GPTの編集画面を開き、「指示」に書かれている文章をすべてコピーして、メモ帳などのテキストファイルとしてPCへ保存しておきましょう。
例えば、
- GPT名
- 説明文
- 指示文全文
- 会話のきっかけ
などをまとめて保存しておけば、万が一移行後に思ったような動作をしなくても、元の設定を確認できます。
特に長い指示文を使っているGPTの場合、あとから一から書き直すのはかなり大変です。
すでに触れたようにプラグインへ移行すると指示文は「スキル」として引き継がれますが、移行後はカスタムGPTのように設定画面から直接編集する方式ではなくなります。
そのため、移行前の指示文を自分の手元にも残しておく方が安心です。
Knowledgeファイルは必ずPCへ保存しておく

指示文以上に注意したいのがKnowledgeファイルです。
PDFやTXTなどをKnowledgeへ登録している場合は、移行前に元ファイルがPCに残っているか確認してください。
元ファイルを保存していない場合は、移行前にダウンロードしておくことをおすすめします。
今回最初にテストしたGPTでは、複製したGPTをプラグインへ移行したあと、プラグインへ移行していない複製元GPTのKnowledgeファイルをクリックしたところ、「Not Found」と表示され、ファイルを開けなくなる現象がありました。
ただし、翌日に別の自作GPTで同じ手順を再検証したところ、今度は複製元GPTのKnowledgeファイルを正常に開くことができ、ダウンロードもできました。
そのため、最初に確認した「Not Found」がプラグイン移行によって必ず発生する仕様とは考えにくく、一時的な不具合だった可能性があります。
とはいえ、移行前にバックアップしておく重要性は変わりません。Knowledgeファイルの元データがPCにない場合は、プラグインへの移行作業を始める前に保存しておくことをおすすめします。
販売・配布中のGPTは複製してからプラグインへ移行するとテストしやすい

今回の検証では、元のGPTをそのままプラグインへ移行するのではなく、一度GPTを複製し、複製版をプラグインへ移行しました。
最初の検証では、移行後に複製元GPTのKnowledgeが「Not Found」になる現象があったため、「複製しても元GPTへ影響する可能性があるのでは?」と考えていました。
しかし翌日、Knowledgeファイルを16個登録している別の自作GPTでも同じ方法を試したところ、複製版をプラグインへ移行したあとも、複製元GPTのKnowledgeファイルは正常に残っており、ダウンロードもできました。
そのため、最初の「Not Found」は一時的な不具合だった可能性があります。
特に販売・配布しているGPTの場合は、現在ユーザーが利用しているGPTをそのまま残し、複製版を先にプラグインへ移行して動作確認する方法が使いやすそうです。
ただし、GPTの複製そのものをバックアップ代わりにするのはおすすめしません。指示文やKnowledgeファイルなどは、それとは別にPCへ保存しておきましょう。
使用していたモデルや機能もメモしておく
もうひとつ忘れやすいのが、カスタムGPTで使用していたモデルや機能です。
すでに触れたようにプラグインへ移行すると、カスタムGPTで指定していたモデルはそのまま引き継がれません。
今回実際に移行したプラグインでも、元GPTで指定していたモデルではなく、普段ChatGPTで使用しているモデルが選択されていました。
そのため移行前に、
- 使用していたモデル
- Web検索を使っていたか
- 画像生成を使っていたか
- その他に有効にしていた機能
なども簡単にメモしておくと、移行後の動作確認がしやすくなります。
Custom Actionsなどを設定しているGPTの場合は、さらに設定内容や接続先なども別途保存しておいた方がいいでしょう。
移行後の動作確認に使う質問も決めておく
バックアップと一緒に用意しておきたいのが、移行前後を比較するためのテスト用プロンプトです。
例えば普段そのGPTでよく使っている質問や、
「この入力をしたら、このような形式で回答する」
と分かっている指示を1~2個用意しておきます。
移行後にまったく同じ内容を入力すれば、
- スキルが正しく引き継がれているか
- 参考資料が使われているか
- 出力形式が変わっていないか
- 画像生成などの機能が正常に動くか
を比較しやすくなります。
今回私が使用したGPTも、移行前に何度も使っていた画像生成用のカスタムGPTだったため、移行後に同じ流れで画像を作らせることで挙動を確認しました。
結論として、プラグインへ移行する前に最低でも「指示文」と「Knowledgeファイル」は必ず手元へ保存しておくことをおすすめします。
移行自体は数クリックで終わりますが、万が一データへアクセスできなくなった場合に備えて、先にバックアップを取ってから作業を進めた方が安心です。
カスタムGPTを実際にプラグインへ移行してみた

ここからは、実際にカスタムGPTをプラグインへ移行していきます。
今回テストに使ったのは、noteやBrainなどで使うヘッダーイラストを生成するために自作したカスタムGPTです。キャラクター画像やタイトル、配色、レイアウトなどを指定すると、それらをもとにヘッダー画像を生成するように作っています。
主な構成は「指示文+Knowledgeファイル+画像生成機能」という比較的シンプルなものです。
前章で触れたとおり、移行前には指示文やKnowledgeファイルを必ず手元へ保存しておくことをおすすめします。
それでは実際の画面を見ながら、カスタムGPTからプラグインへ移行する流れを順番に見ていきます。
STEP1:「12月11日までにGPTをプラグインに移行」の案内を確認

Web版ChatGPTでGPTの一覧を開くと、画面上部に次のような案内が表示されていました。
「12月11日までにGPTをプラグインに移行してください」
さらに、
「未移行のGPTは、12月11日を過ぎると利用できなくなります」
とも表示されています。
この案内の右側にある「GPTを移行」をクリックすると、自分で作成したGPTを管理する「マイGPT」の画面へ移動できます。

もちろん、ここから直接進んでも構いません。
また、GPT一覧画面の右上にある「マイGPT」から移動することもできます。
STEP2:「マイGPT」から移行するGPTを選ぶ


今回は画面右上の「マイGPT」をクリックして、自分が作成したカスタムGPTの一覧を開きました。
マイGPTを開くと、移行可能なGPTの右側に「プラグインに移行」というボタンが表示されています。
今回は、現在使っているGPTそのものではなく、あらかじめ複製したGPTを使ってプラグインへの移行を試しました。
最初の検証では、複製版をプラグインへ移行したあと、複製元GPTのKnowledgeファイルが「Not Found」になる現象がありました。
しかしその後、別のGPTで同じ手順を再検証したところ、この現象は再現せず、複製元GPTのKnowledgeも正常に利用できました。
そのため、販売・配布中のGPTを移行する場合は、指示文やKnowledgeをPCへバックアップしたうえで、複製版をプラグインへ移行して先にテストするという方法も有効だと思います。
今回は複製しておいた画像生成GPTの右側にある「プラグインに移行」をクリックします。
STEP3:移行できる内容を確認する

「プラグインに移行」をクリックすると、すぐに移行が始まるわけではなく、まず確認画面が表示されました。
ここでは、
- 指示とファイル
- アプリとアクション
- アクセスと共有
という3つの項目がチェックされます。
今回使用したGPTは、主に指示文、Knowledgeファイル、画像生成などの標準機能で構成していたため、「指示とファイル」と「アプリとアクション」には問題が表示されませんでした。
一方で、「アクセスと共有」には、
「非公開のプラグイン」
と表示されています。
つまり、GPTをプラグインへ移行しただけでは、そのプラグインが自動的に他のユーザーへ公開されるわけではありません。
カスタムGPTを他の人へ配布していた場合は、ここは特に覚えておきたいポイントです。
この共有・配布については、後ほどZIPファイルを使った方法まで実際に試しているので、別の章で詳しく紹介します。
内容を確認したら、画面下部の「プラグインに移行」をクリックします。
STEP4:プラグインへの移行は10数秒ほどで完了

「プラグインに移行」をクリックすると移行処理が始まりました。
今回のGPTでは、それほど待たされることもなく、私の環境では10数秒ほどで移行が完了しました。
画面には、
「プラグインが正常に移行されました」
と表示されています。
少なくとも今回のような「指示文+Knowledgeファイル+画像生成」を中心にしたGPTでは、移行作業そのものはかなり簡単でした。
ただし、ここで「移行できたから終了」ではありません。
実際にプラグインを使ってみて、元のGPTと同じように動作するか確認しておく必要があります。
STEP5:移行したプラグインを一覧から確認する

移行したプラグインは、ChatGPTのサイドバーにある「プラグイン」から確認できます。
「プラグイン」を開き、「個人用」を選択すると、自分で作成したプラグインが一覧表示されました。
今回移行した「note&Brainヘッダー爆速生成アシスタント」も、この中に表示されています。
つまり、これまで「マイGPT」で管理していたものが、移行後は「プラグイン」の個人用一覧から管理する形になります。
STEP6:「チャットで試す」から移行後の挙動を確認する


次に、移行したプラグインをクリックして詳細画面を開きます。
右側に「チャットで試す」というボタンがあるので、ここから実際に動かしてみました。
ここで、カスタムGPTを使っていたときとは少し違う点に気づきました。
チャット画面を開くと、元GPTで「会話のきっかけ」として設定していた文章が、最初から入力欄に表示されています。
今回の場合は、
「入力フォームと選択肢を表示する」
という文章です。
カスタムGPTでは「会話のきっかけ」がボタンのように表示されていましたが、今回のプラグインではチャット欄へあらかじめ入力された状態になっていました。
さらにもうひとつ重要なのが、使用するモデルです。
元のカスタムGPTでは特定のモデルを指定していましたが、移行後のチャットでは、そのモデルではなく普段ChatGPTで使用しているモデルが選択されていました。
カスタムGPTで指定していたモデルはプラグインへそのまま引き継がれないため、移行後はどのモデルで実行するかも確認しておいた方がよさそうです。
特に文章生成や画像生成など、モデルによって出力結果が変わりやすいGPTを使っている場合は注意してください。
STEP7:実際に画像を生成して移行前と比較する
最後に、実際にこのプラグインを使って画像を生成してみました。
チャット欄には元の「会話のきっかけ」が入力されていたので、そのまま送信して入力フォームを表示し、これまでカスタムGPTで使っていたときと同じように条件を指定して画像を生成します。
その結果がこちらです。

今回のテストでは、移行前のカスタムGPTと大きく変わらないヘッダーイラストを生成できました。
キャラクターや文字、全体のレイアウトについても、少なくとも今回確認した範囲では大きな問題はありません。
そのため、このGPTについてはひとまず正常にプラグインへ移行できたと判断しました。
ただし、これはあくまで今回使用したGPTでの結果です。
GPTによっては指示文の内容やKnowledgeファイル、使用している機能が異なるため、同じように問題なく動くとは限りません。
移行後は必ず、
- 普段よく使っていた指示を入力する
- Knowledgeや参考資料を使う質問を試す
- 出力形式が変わっていないか確認する
- 画像生成などの機能も実際に動かしてみる
といったチェックをしておくことをおすすめします。
今回この章で移行したGPTは、幸い大きな問題もなく、移行前とほぼ同じように動いてくれました。
ただ、その後ほかのGPTもPluginへ移行していく中で、すべてのGPTがこれほど簡単に移行できるわけではないことも分かりました。
特に、HTML生成や複数段階の処理を組み込んだGPTでは、移行後にかなりの調整が必要になるケースもあります。
実際に私が別のGPTを移行したときには、移行操作そのものよりも、その後の修正と動作確認にかなり時間がかかりました。
そこで、次にその実例を紹介します。
移行は簡単でも、複雑なGPTでは大幅な調整が必要になることも
今回この章で紹介したGPTは比較的シンプルな構成だったため、プラグインへの移行後も大きな問題はありませんでした。
しかし、その後下記の「比較表&比較記事生成GPT」をプラグインへ移行したところ、事情はかなり違いました。
このGPTは、単純に文章を生成するだけではなく、次のような処理を順番に行うよう作り込んでいます。
- 最初にHTML形式のヒアリングフォームを生成する
- フォームに入力した商品情報を受け取る
- 商品比較表をHTML形式で生成する
- 比較表の修正やリンクURLの差し替えに対応する
- 完成した比較表をもとに比較記事まで生成する
GPTs版ではこの一連の流れが安定して動いていました。
ところがプラグインへ移行すると、最初のヒアリングフォームや比較表HTMLが想定どおりに出力されないなど、細かな不具合が何度も発生しました。
そこでPlugin Creatorとやり取りしながら、Skillの指示やReference filesの構成を何度も見直すことになりました。
実際に移行後に行った主な調整
今回のケースでは、たとえば次のような修正を重ねています。
- 初回ヒアリングフォームを安定して生成できるよう指示を調整
- 比較表HTMLの生成ルールを見直す
- HTMLファイルとして確実に出力されるよう構成を変更
- 処理の順番や各ステップのガイダンスを整理
- Plugin Creatorとのやり取りを重ねながらSkillを修正
- Reference filesの役割を分けて再構成
特に大きかったのがReference filesです。
元のGPTではKnowledgeとして使用していたファイルは1つだけでした。
ところがプラグイン版では、挙動を安定させるために資料の役割を整理していった結果、最終的には4つのReference filesに分ける構成になりました。
移行というより、感覚としてはプラグイン版としてもう一度設計し直したに近いです。
修正量もかなり多く、最初にこのGPTを作ったときと同じくらい手を入れました。
一方で、悪いことばかりでもありません。
何度も処理の流れや指示を見直したことで、最終的には挙動もかなり安定し、元のGPTs版よりプラグイン版の方が使いやすくなった可能性も感じています。
特に念入りに確認した方がよさそうなGPT
今回の経験から、次のようなGPTは「移行できたから完了」とせず、実際の利用手順を最初から最後まで確認した方がよさそうです。
- HTMLやコードを決まった形式で出力するGPT
- 複数のステップを順番に進めるGPT
- 最初の出力内容がその後の処理に影響するGPT
- Knowledgeへの依存度が高いGPT
- 分岐や細かなルールを大量に設定しているGPT
- 数回の会話をまたいで処理を続けるGPT
プラグインへの移行操作自体は短時間で終わります。
しかし、「プラグインへ移行できたこと」と「元のGPTと同じように使えること」は別と考えた方がよさそうです。
特に作り込んだGPTについては、実際の利用者と同じ流れで何度かテストしてから配布するのがおすすめです。
そして、この比較表GPTのように移行後の挙動を調整しようとすると、次に出てくるのが、
「移行したプラグインは、どこから編集すればいいの?」
という疑問です。
カスタムGPTでは、指示文やKnowledgeを設定画面から直接変更できましたが、プラグインでは編集方法が大きく変わっています。
次の章では、実際にSkillへ新しいルールを追加し、本当に変更内容がプラグインへ反映されるのかまで検証していきます。
移行したプラグインのスキルを実際に編集してみた

移行自体は思っていたより簡単でしたが、次に戸惑ったのが「移行したプラグインをどうやって編集するのか」という点です。
カスタムGPTのときは、設定画面を開いて「指示」の文章を書き換えたり、Knowledgeファイルを追加したりすればすぐに修正できました。
ところがプラグインでは、同じような編集画面が見当たりません。
そこで今回は、移行したプラグインのスキルを実際に編集し、
- 新しいルールを追加できるのか
- 追加したルールが本当に動作するのか
- 一度追加したルールを削除して元に戻せるのか
まで試してみました。
プラグインの「スキル」を開いて内容を確認する


まず、ChatGPTのサイドバーから「プラグイン」を開き、移行したプラグインを選択します。
プラグインの詳細画面には「スキル」という項目が表示されているので、ここをクリックしてみました。
すると、元のカスタムGPTで「指示」に入力していた内容が、そのままスキルとして表示されました。
さらに画面下部には、元のカスタムGPTでKnowledgeとして登録していたファイルも「参考資料」として表示されています。
ここを見る限り、
カスタムGPTの「指示」
↓
プラグインの「スキル」
カスタムGPTの「Knowledge」
↓
プラグインの「参考資料」
という形で移行されていることが分かります。
ただし、カスタムGPTとの大きな違いがあります。
この画面では内容を確認することはできても、直接編集することはできません。
カスタムGPTなら「指示」のテキスト欄をそのまま書き換えられましたが、プラグインではスキルを開いても編集用の入力欄は表示されませんでした。
最初は「どこから修正するんだ?」とかなり戸惑いました。
「プラグインを編集」をクリックするとPlugin Creatorが開く

プラグインを編集するには、詳細画面上部にある「プラグインを編集」をクリックします。
すると、カスタムGPTのような設定画面が開くのではなく、ChatGPTのチャット画面が表示されました。
ここでは「Plugin Creator」という機能を使い、チャット形式でプラグインの変更内容を伝えて編集していくようです。
つまり、プラグインでは、
「この文章を直接書き換える」
のではなく、
「この部分をこのように変更してください」
とChatGPTへ依頼して修正する仕組みになっています。
今回試した限りでは、通常のChatだけでなくWorkから編集することもできました。
スキルの末尾にテスト用ルールを追加してみる

本当にスキルを編集できるのか確認するため、今回は元の指示内容を変更せず、末尾にテスト用のルールを1行だけ追加してみました。
追加する内容は非常にシンプルです。
「ユーザーが『テスト』と入力した場合は『テスト成功』と回答する」
というルールだけを追加します。
また、意図しない部分まで変更されないように、
「その他の指示、参考資料、Plugin設定は変更しないでください」
という内容も一緒に伝えました。
実際に入力した内容は、次のような形です。
スキル1の指示内容について、現在の内容を維持したまま、末尾にテスト用として『ユーザーが「テスト」と入力した場合は「テスト成功」と回答する』というルールだけ追加してください。その他の指示、参考資料、Plugin設定は変更しないでください。プラグインの編集はAIとの会話で行うため、
「ここだけ変更する」
「それ以外は変更しない」
という条件まで明確に書いておいた方が安全だと感じました。
たった1行の追加でも処理には少し時間がかかった


送信するとPlugin Creatorが現在のプラグイン内容を確認し、スキルの更新作業を始めます。
今回の変更内容は、スキルの末尾に1行追加するだけです。
カスタムGPTなら、指示欄の末尾に1行入力して「更新」を押せばすぐに終わる作業でした。
ところが今回のプラグインでは、Plugin Creatorが内容を確認して更新するまでに、私の環境では2分前後かかりました。
処理が終わると、
「対象のプラグインを更新しました」
と表示され、更新後のバージョンなども表示されました。
もちろん処理時間は環境や変更内容によって変わると思います。
ただ、少なくとも今回試した範囲では、カスタムGPTのように文章を直接書き換えてすぐ保存する方法と比べると、かなり手間が増えた印象です。
本当にスキルへルールが追加されたか確認する

更新が終わったので、再びプラグインの詳細画面からスキルを開いて確認してみました。
すると、元のスキル本文の末尾に、
「ユーザーが『テスト』と入力した場合は『テスト成功』と回答する」
というルールが追加されています。
つまり、Plugin Creatorとのチャットからスキルの内容を変更できることが確認できました。
ただ、文章を直接編集するのではなく、AIへ変更内容を依頼する方式なので、変更後は必ず実際のスキル内容を確認した方がよさそうです。
追加したルールどおりに動作するか試してみる

スキルへ文章が追加されたことは確認できましたが、実際の挙動にも反映されているか確認してみます。
プラグインをチャットで開き、
「テスト」
とだけ入力してみました。
すると、
「テスト成功」
と回答されました。
これで、
- スキルを変更する
- 変更内容が保存される
- 実際のプラグインの動作にも反映される
というところまで確認できました。
少なくとも今回のテストでは、元のスキル内容を残したまま、新しいルールだけを追加することに成功しています。
追加したルールだけ削除して元に戻してみる


次に、一度追加したルールを削除できるかも試しました。
Plugin Creatorに、
「先ほどスキルの末尾に追加したテスト用ルールだけ削除して、変更前の状態に戻してください。その他は変更しないでください。」
と依頼します。
今回も削除そのものは非常に簡単な内容ですが、処理には約2分かかりました。
更新が完了したあと、もう一度スキルの内容を確認してみます。
すると、先ほど追加したテスト用ルールが末尾から消えていました。
つまり今回の検証では、
- スキルへ新しい指示を追加する
- 追加した内容を実際の動作へ反映する
- 追加した指示だけを削除して元に戻す
という一連の編集が問題なくできました。
スキルの編集はできるが、カスタムGPTより手間は増えた印象
今回実際に触ってみた限り、プラグインでもスキルの追加や削除そのものは問題なくできました。
ただし、カスタムGPTと比べると編集方法はかなり変わっています。
カスタムGPTでは、指示欄を直接編集して更新するだけでした。
一方、プラグインでは、
- Plugin Creatorを開く
- 変更内容を文章で説明する
- 更新処理を待つ
- プラグイン詳細画面へ戻る
- スキルが正しく変更されたか確認する
- 実際に動かして挙動を確認する
という流れになります。
今回のような1行の追加や削除でも1~2分程度かかったため、細かい修正を何度も繰り返す場合は、カスタムGPTよりかなり手間がかかると感じました。
また、AIへ変更を依頼する方式なので、
「この部分だけ変更してください」
「その他の設定は変更しないでください」
といった条件を具体的に書くことも重要です。
とはいえ、スキルについては追加・修正・削除までできることが確認できました。
では、元のカスタムGPTでKnowledgeにあたる「参考資料」も同じように編集できるのでしょうか。
次の章では、新しい参考資料を実際に追加し、さらに追加したファイルを削除できるのかまで試してみます。
Knowledgeに相当する「参考資料」も追加・削除してみた

スキルの追加・修正・削除ができることは確認できました。
では、カスタムGPTでKnowledgeとして使っていたファイルは、プラグインではどのように扱うのでしょうか。
移行後のプラグインでは、元のKnowledgeファイルは「参考資料」として登録されています。
ここでも実際に、
- 新しい参考資料を追加できるのか
- 追加した参考資料を削除できるのか
- ChatとWorkで挙動に違いがあるのか
まで試してみました。
結論から言うと、参考資料の追加は問題なくできました。
一方で、今回試した範囲では、一度追加したファイルそのものを完全に削除することはできませんでした。
新しい参考資料を追加してみる


まずは、参考資料の追加から試します。
今回は動作確認用として、
「これはテスト用ファイルです。プラグイン使用時には読み込まないでください」
という内容だけを書いた「test.txt」を用意しました。
プラグインの編集画面を開き、test.txtを添付したうえで、
このファイルを新しい参考資料として追加してください。既存の参考資料は変更しないでください。とPlugin Creatorへ依頼します。
送信するとPlugin Creatorがプラグインの更新処理を行います。
更新後に再びプラグインのスキル詳細を確認すると、もともと登録されていた参考資料に加えて「test.txt」が表示されていました。
これで、新しいファイルを参考資料として追加できることが確認できました。
カスタムGPTではKnowledge欄からファイルをアップロードしていましたが、プラグインでは、
- ファイルをチャットへ添付する
- Plugin Creatorへ参考資料として追加するよう依頼する
- 更新処理を待つ
- プラグイン詳細画面で追加されたことを確認する
という流れになります。
追加そのものは難しくありませんが、やはりカスタムGPTのKnowledgeへ直接ファイルを追加する方法と比べると、手順は増えています。
追加した参考資料をChatから削除してみる

参考資料を追加できたので、次は同じtest.txtを削除して元の状態へ戻せるか試してみました。
Plugin CreatorとのChatで、
先ほど追加したテスト用参考資料(test.txt)だけ削除してください。と依頼します。
ところが、ここで予想していなかった回答が返ってきました。
Plugin Creatorからは、現在の更新機能では、
「ファイルの追加・上書きはできるが、既存ファイルそのものの削除には対応していない」
という内容が表示されました。
そのため、この時点ではプラグインには何も変更せず、test.txtもそのまま残る結果となりました。
カスタムGPTであればKnowledge一覧から不要なファイルを削除するだけだったので、これはかなり大きな違いです。
Workなら参考資料を削除できるのか試してみた

Chatでは削除できなかったので、今度はWorkから同じ操作を試してみることにしました。
Workを開き、
test.txtだけ削除してくださいと依頼します。
すると今度は、
「プラグインの参考資料からtest.txtの登録だけを外しました」
という内容が表示されました。
一見すると削除できたように見えますが、その直後に、
「Plugin Creatorの更新機能はファイル本体の削除には対応していないため、test.txtはプラグイン内に残っています。完全な削除は未完了です。」
とも表示されています。
つまり今回の検証では、
参考資料として使う登録を外す
↓
しかしファイル本体はプラグイン内部に残る
という状態になりました。
2026年9月本記事執筆時点で私が試した範囲では、ChatでもWorkでも、一度追加した参考資料のファイル本体を完全に削除することはできませんでした。
参考資料は「追加前に確認」した方がよさそう
今回追加したtest.txtは、
「これはテスト用ファイルです。プラグイン使用時には読み込まないでください」
としか書いていなかったため、その後のプラグインの挙動には特に問題はありませんでした。
ただし、もし間違った参考資料や古いファイルを追加してしまった場合は注意が必要です。
今回の検証結果を見る限り、一度追加したファイルをあとから完全に削除するのは簡単ではありません。
そのため参考資料を追加するときは、
- 本当に追加するファイルで合っているか
- 最新版か
- 古いファイルと内容が重複していないか
- プラグインに残っても問題ない内容か
を確認してから追加した方がよさそうです。
カスタムGPTではKnowledgeファイルの追加・削除を比較的気軽に行えましたが、プラグインではファイル管理の考え方も少し変える必要がありそうです。
特に、参考資料を頻繁に差し替えながら調整していた人は注意した方がいいでしょう。
スキルは削除できたが、参考資料は完全削除できなかった
※2026年9月記事執筆時点で実際に検証した結果です。今後の仕様変更により挙動が変わる可能性があります。
ここまでの検証結果を整理すると、スキルと参考資料では編集できる範囲に違いがありました。
スキルについては、追加したルールを削除して元の状態へ戻すことができました。
一方で参考資料は、追加自体はできるものの、今回の方法ではファイル本体を完全に消すところまではできませんでした。
このあたりは、カスタムGPTからプラグインへ移行した人が編集作業を始めるときに、かなり戸惑いやすいポイントだと思います。
そして実際にここまで触ってみると、個人的にはカスタムGPTの編集画面よりも、現在のプラグイン編集の方が手間が増えたと感じました。
次の章では、今回実際に使ってみて感じた「カスタムGPTと比べたプラグイン編集の使い勝手」をまとめてみます。
GPT Builderと比べてプラグインの編集は使いやすい?

ここまで、スキルの追加・削除、参考資料の追加・削除まで実際に試してきました。
そのうえで感じたのは、少なくとも2026年9月記事執筆時点では、カスタムGPTの編集に慣れている人ほどプラグインの編集は少し面倒に感じるかもしれない、ということです。
もちろん、プラグインにはスキルや参考資料、Appsなどを組み合わせられるメリットがあります。
ただ、「指示文を少し直したい」「Knowledgeファイルを1つ追加したい」といった単純な修正だけを見ると、以前のGPT Builderの方が直感的でした。
カスタムGPTは設定画面からその場で編集できた
カスタムGPTでは、GPT Builderの設定画面を開けば、
- 指示文を直接書き換える
- Knowledgeファイルを追加する
- 不要なKnowledgeファイルを削除する
- モデルや機能を確認する
といった作業を同じ画面で行えました。
例えば指示文の末尾に1行追加したいだけなら、
- 指示欄を開く
- 1行追加する
- 更新する
これだけです。
Knowledgeファイルを追加するときも、その場でファイルをアップロードすれば済みました。
一方、プラグインではスキルや参考資料を開いても、その画面から直接編集できません。
実際の編集は「プラグインを編集」からPlugin Creatorを開き、ChatまたはWorkで変更内容を文章として伝える必要があります。
簡単な修正でもPlugin Creatorの処理を待つ必要がある
今回試したスキル編集では、
ユーザーが『テスト』と入力した場合は『テスト成功』と回答するという1行を追加しただけでした。
しかし、Plugin Creatorが現在のプラグインを確認し、内容を書き換えて新しいバージョンとして更新するまでに、私の環境では2分前後かかりました。
削除するときも同じで、先ほど追加した1行だけを削除するという簡単な修正でも、更新完了まで約2分かかっています。
処理時間については、プラグインの内容や混雑状況などによって変わる可能性があります。
ただ、これまでGPT Builderで数秒程度で済ませていた細かな修正を考えると、今回の方法はかなり遠回りに感じました。
AIに編集を頼むからこそ変更範囲を明確にした方がいい
もうひとつ気になったのが、プラグインでは自分で文章を直接編集するのではなく、Plugin Creatorへ変更を依頼するという点です。
今回も、
「このルールだけ追加してください」
「その他の指示、参考資料、Plugin設定は変更しないでください」
と、変更範囲をかなり具体的に指定しました。
これは個人的にはかなり重要だと思います。
カスタムGPTなら、自分が書き換えた場所だけが変わるので変更範囲が明確です。
一方、プラグインではAIが変更作業を行うため、
「少し分かりやすく直してください」のような曖昧な指示では、意図していない部分まで変わる可能性も考えておいた方がよさそうです。
実際に編集するときは、
- どこを変更するのか
- 何を追加するのか
- 何を削除するのか
- 変更してはいけない部分はどこか
まで具体的に伝えた方が安心です。
参考資料の管理はさらに注意が必要だった
スキルについては、追加・修正・削除まで問題なく行えました。
しかし参考資料については、前章で紹介したとおり、一度追加したファイルを完全に削除することができませんでした。
Chatでは削除できず、Workでも参考資料としての登録は外せたものの、ファイル本体はプラグイン内に残るという結果でした。
カスタムGPTではKnowledge一覧から不要なファイルを削除できたため、この違いはかなり大きく感じます。
特に参考資料を何度も差し替えながらGPTを調整していた人は、プラグイン移行後のファイル管理には注意した方がよさそうです。
今回試した範囲ではGPT Builderの方が編集は簡単だった
今回の検証結果を、操作面だけで比べると次のようになります。
※2026年9月記事執筆時点での検証結果です。プラグイン側の仕様は今後変更される可能性があります。
あくまで今回私が試した範囲での感想ですが、単純な編集作業だけを見ると、現時点ではカスタムGPTの方が使いやすいと感じました。
特に、
「指示文を1行だけ直したい」
「Knowledgeファイルを1つ差し替えたい」
といった細かな修正では、GPT Builderの方が圧倒的に手軽でした。
一方で、プラグインは単なるカスタムGPTの置き換えではなく、スキルや参考資料、Appsなどを組み合わせてChatGPT全体から使える仕組みへ変わっています。
そのため、今後プラグインの編集機能が改善されれば、使い勝手も変わってくる可能性はあります。
とはいえ、カスタムGPTを販売・配布してきた人にとって、もうひとつ大きな問題があります。
それが「作ったプラグインを他の人へどうやって配布・共有するのか」という点です。
カスタムGPTでは共有リンクを送るだけでしたが、現在のプラグインには同じような分かりやすい共有ボタンが見当たりません。
そこで次の章では、実際にプラグインをZIPファイルとして配布し、別のユーザーがインストールして使えるのかまで試してみます。
プラグインは他の人へ配布できる?ZIP配布を実際に試してみた

カスタムGPTからプラグインへの移行で、個人的に一番気になっていたのが「作ったプラグインを他の人へどうやって渡すのか」という点です。
これまでカスタムGPTをBrainやココナラなどで配布する場合は、共有リンクを購入者へ渡せば、そのリンクからGPTを使ってもらえました。
ところが、今回移行した個人用プラグインを確認しても、カスタムGPTにあったような「リンクを知っている人が利用できる」といった分かりやすい共有方法が見当たりません。
私自身、これまでカスタムGPTを配布してきたので、このままだと過去に購入してくれた人へどうやってプラグイン版を渡せばいいのか困ります。
そこで配布方法について調べていたところ、参考になったのが、ちーみつさんがnoteで公開されている以下の記事です。
ChatGPTのプラグインは共有ボタンがない。オリジナルGPTから移行して配布する手順
こちらの記事で、作成したプラグインをZIPファイルとしてダウンロードし、そのZIPを他の人へ渡す方法が紹介されていました。
そこで今回は、この記事を参考にさせてもらいながら、実際にちーみつさんのメルマガ特典として配布されていたプラグインZIPを入手し、自分のChatGPTへインストールして本当に使えるのかまで試してみました。
結論から言うと、私の環境では問題なくインストールでき、実際にプラグインを使って画像生成まで行えました。
ZIPファイルを使えばプラグインを他の人へ渡せる
今回試した方法は非常にシンプルです。
配布する側が自分のプラグインをZIPファイルとしてダウンロードし、そのZIPを利用者へ渡します。
利用する側は、受け取ったZIPを自分のChatGPTへアップロードし、プラグインとしてインストールします。
大まかな流れは、
- プラグイン作成者がプラグインをZIPでダウンロード
- 購入者・利用者へZIPを渡す
- 購入者・利用者がChatGPTへZIPをアップロード
- 購入者・利用者がプラグインをインストール
- 購入者・利用者がチャットで利用
という形です。
ここから実際の画面を使って順番に紹介します。
配布する側|プラグインをZIPでダウンロードする

まずはプラグインを配布する側の操作です。
自分で作成したプラグインの詳細画面を開き、右側にある「…」をクリックします。
するとメニューの中に、
「プラグインのZIPファイルをダウンロード」
という項目が表示されました。
ここをクリックすると、作成したプラグインをZIP形式のファイルとしてPCへ保存できます。
つまり、カスタムGPTのように共有URLを発行するのではなく、プラグインそのものをファイルとして渡すことができます。
Brainやココナラなどで配布する場合は、このZIPファイルを購入者向けのダウンロードファイルとして提供する方法が考えられそうです。
受け取る側|プラグインZIPをアップロードする


ここからはプラグインを受け取った側の操作です。
今回は、先ほど紹介したちーみつさんのメルマガ特典として配布されていたプラグインZIPを実際に使って試しました。
まずChatGPTのサイドバーから「プラグイン」を開きます。
画面右上にある「追加」をクリックすると、
- プラグインを作成
- プラグインアーカイブをアップロード
- MCPアプリを作成
といった項目が表示されました。
ここでは「プラグインアーカイブをアップロード」をクリックします。
すると「新しいプラグイン」というアップロード画面が表示されます。
ここへ受け取ったプラグインのZIPファイルをドラッグ&ドロップします。
画面には、
「.tar.gz、.tgz、.zip形式のアーカイブにのみ対応しています」
と表示されていました。
今回受け取ったZIPもそのまま読み込むことができました。
「プラグインをインストール」をクリックする

ZIPファイルを読み込むと、プラグインの詳細画面が表示されます。
右上には、
- プラグインをインストール
というボタンが表示されました。
ここをクリックすると、自分のChatGPTへプラグインが追加されます。
今回試した範囲では、特別な設定などは必要ありませんでした。
つまり利用者側では、
- ZIPを受け取る
- ChatGPTのプラグイン画面を開く
- プラグインアーカイブをアップロード
- ZIPを選択
- プラグインをインストール
という手順になります。
カスタムGPTの共有リンクと比べると手順は増えますが、一度やり方が分かればそれほど難しい操作ではありません。
インストールしたプラグインをチャットで試してみる

インストール後にプラグインの詳細画面を開くと、「チャットで試す」というボタンが表示されます。
今回インストールしたのは、キャラクター画像などを使ってラーメンの商品パッケージ風画像を作成するプラグインです(楽しいプラグインですね)。
実際にチャットで呼び出し、案内に沿って画像を生成してみました。
生成された画像がこちらです。

ZIPファイルをインストールできただけでなく、実際にプラグインの機能を使って画像生成まで行うことができました。
つまり今回の検証では、
- 他の人が作成したプラグイン
- ZIPとして配布
- 自分のChatGPTへインストール
- 実際に利用
という一連の流れが正常に動作することまで確認できました。
インストールしたプラグインは一覧から確認できる


インストールしたプラグインがどこに登録されるのかも確認してみました。
ChatGPTのサイドバーから「プラグイン」を開き、「インストール済み」をクリックします。
すると、自分のChatGPTへインストールされているプラグインの一覧が表示されます。
今回ZIPから追加したプラグインも、ここに正常に表示されていました。
一度インストールしてしまえば、利用するたびにZIPをアップロードする必要はありません。
通常のインストール済みプラグインとして管理できるようです。
実際にZIP配布を試して感じた注意点
今回の検証で、少なくとも私の環境では、
「自分のプラグインをZIPとして渡し、別のユーザーがインストールして利用する」
という方法が使えることが分かりました。
カスタムGPTを販売・配布してきた人にとっては、かなり重要な選択肢になりそうです。
ただし、実際に試してみると、カスタムGPTのリンク共有とはかなり違う部分もあります。
カスタムGPTのリンク共有より利用者側の手順は増える
一番分かりやすい違いは、利用開始までの手順です。
これまでのカスタムGPTなら、
- 共有リンクをクリック
- GPTを開く
- 使う
という非常に簡単な流れでした。
一方、ZIP配布では、
- ZIPファイルを受け取る
- ChatGPTのプラグイン画面を開く
- 「追加」をクリック
- プラグインアーカイブをアップロード
- ZIPを選択
- インストール
- 利用
という作業が必要になります。
今回自分で試した限りでは難しい操作ではありませんでしたが、ChatGPTにあまり慣れていない購入者にZIPだけ渡して、
「これをインストールしてください」
では戸惑う人もいると思います。
Brainやココナラなどの商品特典として配布するなら、ZIPファイルだけではなく、スクリーンショット付きの簡単なインストールマニュアルも用意した方がよさそうです。
ZIPファイルを渡すということは中身も渡すことになる
販売者側でもうひとつ注意したいのが、ZIPファイルそのものを購入者へ渡す点です。
ZIPは一般的な圧縮ファイルなので、受け取った側で展開して中に含まれるファイルを確認することもできます。
そのため、
「プラグインの中身をできるだけ見せずに使ってもらいたい」
という販売方法とは相性が悪い可能性があります。
特に、細かく作り込んだ指示や参考資料そのものを商品の重要なノウハウとして扱っている場合は注意が必要です。
旧カスタムGPTでは共有リンクだけを渡せば利用してもらえましたが、ZIP配布ではプラグインのパッケージそのものを渡すことになります。
そのため、どこまでをZIPへ含めて配布するのかは、販売前に一度確認しておいた方がいいでしょう。
プラグインを修正した場合は購入者側の更新も考える必要がある
もうひとつ気になるのが、販売後にプラグインを修正した場合です。
カスタムGPTでは、作成者側で指示文などを更新すれば、利用者は基本的に同じGPTをそのまま使い続けることができました。
一方、ZIPファイルとして配布したプラグインの場合、新しいバージョンを作ったら、その更新版を購入者へどう届けるかも考える必要があります。
例えば、
- プラグインを修正
- 更新版ZIPを用意
- 購入者へ再配布
- 購入者側で新しいバージョンを反映
といった運用が必要になる可能性があります。
販売時点で、
「今後更新版をどこからダウンロードしてもらうか」
まで決めておいた方が管理しやすそうです。
今のところGoogleドライブにZIPをアップして共有リンクを配布する形が良さそうかなと思っています。
Brainの商品購入者向けページや、購入後に案内する専用ページなどに最新版ZIPを置いておけば、今後の更新にも対応しやすいと思います。
無料版ChatGPTでも使えたが出力にはばらつきがあった
2026年10月1日追記
有料版ChatGPTで作成・移行したプラグインZIPを、別の無料ChatGPTアカウントへアップロードして試してみました。
私の環境では、無料アカウントでもZIPのアップロード、プラグインのインストール、実際の利用まで確認できました。
ただし、無料アカウントでは有料アカウントと使用できるモデルが異なります。今回のテストでは、無料アカウントの方がSkillや参考資料に書いた指示を守らないケースがやや多い印象でした。
なお、今回確認した挙動の違いが、使用モデルの違いだけによるものかまでは断定できません。
それでも現時点ではかなり現実的な配布方法だと思う
注意点はいくつかあるものの、今回実際に試してみて、
「プラグインになったら購入者へ渡せなくなるのでは?」
という最初の不安はかなり小さくなりました。
少なくとも今回の環境では、
- 自分のプラグインをZIPでダウンロードできる
- 他の人がそのZIPをChatGPTへアップロードできる
- プラグインとしてインストールできる
- 実際に使える
ところまで確認できています。
カスタムGPTのリンク共有と同じ手軽さではありませんが、Brainやココナラなどで購入者限定のAIツールを提供する方法としては、現時点ではかなり現実的な選択肢だと思います。
一方で、
- インストール方法を購入者へ説明する必要がある
- ZIPの中身を確認される可能性がある
- 更新版の配布方法を考える必要がある
という違いもあります。
そのため、「GPTの共有リンクをそのままZIPに置き換えれば終わり」というより、商品としての配布方法そのものを少し見直す必要はありそうです。
今回参考にさせてもらったちーみつさんのnote記事がなければ、私もこのZIP配布という方法になかなか気づかなかったと思います。
カスタムGPTを外部で配布していて、プラグイン移行後の共有方法に困っている方は、こちらの記事もあわせて確認してみてください。
ChatGPTのプラグインは共有ボタンがない。オリジナルGPTから移行して配布する手順
次の章では、ここまで実際に移行・編集・ZIP配布まで試した結果をもとに、カスタムGPTを販売・配布している人が今の段階で何をしておいた方がいいのかを整理します。
カスタムGPTを販売・配布している人は今どうするべき?

ここまで実際に試してみて、カスタムGPTからプラグインへの移行自体はそれほど難しくないことが分かりました。
一方で、販売・配布しているGPTとなると話は少し変わります。
自分だけが使うGPTなら、移行後に多少設定を直せば済みます。しかし、Brainやココナラなどで購入者へ提供しているGPTの場合は、
- 移行後もこれまでと同じように動くか
- 購入者へどうやってプラグインを渡すか
- 更新したときにどう案内するか
- 指示文や参考資料をどこまで購入者へ渡すか
まで考える必要があります。
今回の検証を踏まえると、現時点では「とりあえず全部プラグインへ移行してしまう」というより、バックアップと動作確認をしながら順番に進めるのがよさそうです。
まずは販売中のGPTを一覧にして優先順位を決める

最初にやっておきたいのが、現在使っているカスタムGPTの整理です。
ChatGPTには、
「12月11日までにGPTをプラグインに移行してください」
という案内が表示されています。
複数のGPTを作っている人は、期限直前になって一気に移行しようとするとかなり大変になる可能性があります。
特に販売・配布しているGPTが複数ある場合は、
- 現在も販売しているGPT
- 過去購入者が今も使っているGPT
- 自分だけが使っているGPT
- もう使っていないGPT
くらいに分けておくと整理しやすいでしょう。
個人的には、いきなり販売中の重要なGPTから移行するより、自分用やテスト用のGPTで一度流れを確認してから進める方が安心だと思います。
今回私も画像生成用GPTを使って移行から編集まで試したことで、実際の挙動や注意点をかなり把握できました。
移行前に指示文とKnowledgeファイルを必ず保存する
今回の検証で特に重要だと感じたのがバックアップです。
当初はGPTを複製しておけば、元GPTをバックアップとして残せると考えていました。
しかし最初の検証では、複製版をプラグインへ移行したあと、複製元GPTのKnowledgeが「Not Found」になる現象がありました。
ただし、その後別のGPTで同じ手順を再検証したところ、この現象は再現せず、Knowledgeも正常にダウンロードできました。
そのため、最初の現象は一時的な不具合だった可能性があります。ただし、不測のトラブルに備えて、指示文やKnowledgeファイルは移行前にPCへ保存しておくことをおすすめします。
販売中のGPTは「複製→Plugin化→テスト→切り替え」で進める
販売・配布しているGPTの場合は、現在ユーザーが使っているGPTをいきなりプラグインへ移行するよりも、複製版を使って先にプラグインを完成させておく方法が使いやすいと思います。
私が今回試した流れは次のとおりです。
- 現在ユーザーへ配布しているGPTの指示文とKnowledgeファイルをバックアップする
- そのGPTを複製する
- 複製したGPTをプラグインへ移行する
- プラグインで普段の入力やKnowledge参照、画像生成などを試す
- 必要であればPlugin Creatorで修正する
- 問題なく動くことを確認してからプラグインZIPを購入者へ案内する
この方法なら、プラグインの確認や修正をしている間も、複製元のカスタムGPTはユーザー向けにそのまま残しておけます。
プラグインへ移行したGPTについて、OpenAI公式では、移行後は読み取り専用になり、12月11日の提供終了までは利用できるものの、今後の変更はプラグイン側で行うと案内されています。
また、OpenAIは移行後のプラグインが元のGPTと異なる応答をする可能性があるとして、普段使っているプロンプトや少し難しいケースでもテストするよう案内しています。
そのため、特に販売中のGPTでは、ユーザーが使っている本番GPTとは別に複製版でプラグインを作り、十分に確認してから切り替える方が、利用者への影響を抑えやすいでしょう。
移行したら必ず元GPTと同じ使い方でテストする
プラグインへの移行が完了しても、それだけで作業終了とは考えない方がいいでしょう。
今回の検証でも、移行前のカスタムGPTで指定していたモデルはそのまま引き継がれず、普段ChatGPTで使っているモデルが選択されていました。
モデルが変われば、文章の書き方や画像生成結果などが変化する可能性があります。
そのため、移行後は普段そのGPTで使っていた入力をそのまま試してみるのが一番分かりやすいです。
今回の画像生成GPTでも、移行後に実際のヘッダー画像を生成して確認しました。
私の場合は大きな問題なく動きましたが、すべてのGPTで同じ結果になるとは限りません。
販売しているGPTであれば、
- 普段よく使われる入力
- Knowledgeを参照する入力
- 少し複雑な指示
- 画像生成など主要な機能
を一通り試してから購入者へ案内した方がいいでしょう。
移行後に修正が必要なら、変更箇所を細かく指定する
プラグインの編集はカスタムGPTとはかなり違います。
カスタムGPTでは設定画面から指示文を直接変更できましたが、プラグインではPlugin CreatorとのChatやWorkで変更内容を伝えます。
そのため、
「この部分だけ変更してください」
「それ以外の指示は変更しないでください」
「参考資料には触れないでください」
といった形で、変更範囲を明確にした方が安心です。
今回のテストではスキルの追加・削除は問題なくできましたが、参考資料についてはファイル本体を完全に削除することができませんでした。
販売しているプラグインの場合、間違った参考資料を追加してしまうと修正が面倒になる可能性があります。
参考資料を追加するときは、ファイル名や中身を確認してから更新した方がよさそうです。
購入者への配布はZIP方式も選択肢になる
販売者にとって一番心配なのが、購入者へどうやってプラグインを渡すかだと思います。
カスタムGPTでは共有リンクを渡すだけで済みましたが、現在の個人用プラグインでは同じような分かりやすいリンク共有方法は確認できませんでした。
一方、前章で試したとおり、自分のプラグインをZIPとしてダウンロードすることはできます。
受け取った側は、
「プラグインアーカイブをアップロード」
からZIPを追加できます。
その後、
- ZIPをアップロード
- プラグインをインストール
- チャットで使用
という流れで実際に利用できました。
今回試したプラグインでは、インストール後に画像生成まで正常に行えています。
そのため、Brainやココナラなどで購入者限定のプラグインを渡す方法として、ZIP配布は現時点ではかなり現実的な方法だと思います。
ZIPだけではなくインストールマニュアルも用意した方がいい
ZIP配布を使う場合は、購入者へファイルだけ渡すのではなく、インストール方法も一緒に説明した方がよさそうです。
カスタムGPTならリンクを開くだけでしたが、プラグインの場合は購入者自身がChatGPTへZIPをアップロードする必要があります。
例えば、
- ChatGPTで「プラグイン」を開く
- 「追加」をクリック
- 「プラグインアーカイブをアップロード」を選ぶ
- 購入したZIPをアップロード
- 「プラグインをインストール」をクリック
- 「チャットで試す」から利用開始
という流れです。
インストール後は「インストール済み」の一覧から確認できます。
今回自分で試した限りでは難しい操作ではありませんでしたが、ChatGPTに慣れていない購入者には少し分かりにくいと思います。
販売する場合は、スクリーンショット付きの簡単なマニュアルを付けておくと問い合わせも減らせそうです。
ZIP配布ではプラグインの中身を見られる可能性も考えておく
もうひとつ販売者側で注意したいのが、ZIPファイルそのものを渡すという点です。
カスタムGPTでは共有リンクを渡すだけなので、購入者が設定画面から指示文やKnowledgeファイルをそのまま取得することは基本的にありませんでした。
一方、ZIP配布ではプラグインの構成ファイルそのものを相手へ渡すことになります。
そのため、購入者がZIPを展開して中身を確認する可能性も考えておいた方がいいでしょう。
特に、
「細かく作り込んだプロンプトそのものを商品価値としている」
という場合は、ZIP配布がこれまでのGPT共有とまったく同じ感覚では使えない可能性があります。
プラグインとして配布する前に、
- どのファイルがZIPへ含まれているか
- 公開されても問題ない情報か
- 購入者へ渡したくない情報が入っていないか
を確認しておいた方が安心です。
更新版をどう購入者へ届けるかも決めておく
販売後にプラグインを修正することもあると思います。
その場合、購入者へどうやって最新版を届けるかも考えておく必要があります。
例えば、
- Brainの商品購入者向けページ
- ココナラの購入者向け案内
- 自分のサイトに用意した購入者専用ページ
- 購入者向けメール
など、最新版ZIPを案内できる場所をあらかじめ決めておくと管理しやすくなります。
カスタムGPTでは作成者側が更新すれば、利用者は基本的に同じGPTを使い続けることができました。
ZIP配布の場合は、
- プラグインを更新
- 新しいZIPを用意
- 購入者へ案内
- 必要に応じて購入者側でも更新
という運用になる可能性があります。
今後プラグインの共有方法が改善されれば、このあたりも変わるかもしれません。
12月11日ギリギリまで待つのではなく、今から少しずつ確認しておく
※2026年9月記事執筆時点での検証内容とOpenAI公式情報をもとにしたチェックリストです。プラグインの移行・共有仕様は今後変更される可能性があります。
今回実際に移行作業をしている途中では、
- マイGPTの一覧でボタン表示が一時的に変わる
- Knowledgeファイルが「Not Found」になる
- マイGPT一覧を開いたときにエラー画面になる
といった不安定な挙動も経験しました。
これらが移行機能そのものの問題なのか、一時的な不具合なのかまでは分かりません。
ただ、期限直前に初めて移行作業を始めてトラブルが起きると、販売中のGPTでは対応がかなり大変になります。
そのため、現在GPTを販売・配布している場合は、
「12月になってからまとめて移行する」
よりも、今のうちに自分用のGPTなどで一度移行を試しておいた方が安心だと思います。
今回実際に移行から編集、ZIP配布まで試してみたことで、少なくとも「プラグインになったら今まで販売していたGPTが完全に配布できなくなる」という状態ではないことは分かりました。
ただ、カスタムGPTの共有リンクと比べると、作る側にも使う側にも少し手間が増えています。
特に販売している人は、単にGPTをプラグインへ移行するだけではなく、
「購入者がどうやって使うのか」
まで含めて準備しておいた方がよさそうです。
あとは12月11日までに共有や配布まわりの仕組みがさらに整備されるのかも気になるところです。
現時点ではZIP配布という方法がありますが、今後より簡単な共有方法が追加される可能性もあるため、新しい情報が出たらこの記事にも追記していく予定です。
まとめ

今回は、カスタムGPTからプラグインへの移行を実際に試しながら、移行方法だけでなく、移行後の編集や参考資料の扱い、さらにZIPファイルを使った配布まで検証してみました。
実際に触ってみると、移行そのものはそれほど難しくありませんでした。今回使った画像生成用GPTも、移行後は大きな問題なく動作しています。
一方で、カスタムGPTと比べると編集方法はかなり変わっています。
指示文は「スキル」、Knowledgeファイルは「参考資料」として引き継がれますが、修正はPlugin CreatorとのChatやWorkから依頼する形になります。スキルの追加や削除は問題なくできたものの、参考資料については今回の検証ではファイル本体を完全に削除できませんでした。
また、最初の検証では、複製したGPTをプラグインへ移行したあと、複製元GPTのKnowledgeファイルが「Not Found」になる現象がありました。
ただし、翌日に別のGPTで同じ手順を試したところ、この現象は再現せず、複製元GPTのKnowledgeも正常にダウンロードできました。そのため、最初の現象は一時的な不具合だった可能性があります。
とはいえ、移行前に指示文やKnowledgeファイルをPCへ保存しておく重要性は変わりません。
そして、カスタムGPTを販売・配布している人にとって気になる共有方法については、今回試した限りでは、プラグインをZIPファイルとしてダウンロードし、受け取った人が自分のChatGPTへインストールする方法が使えました。
カスタムGPTの共有リンクほど手軽ではありませんが、少なくとも現時点では、購入者限定でプラグインを配布する方法のひとつとして使えそうです。
今回実際に試して感じたのは、カスタムGPTからプラグインへの移行は、
「移行ボタンを押して終わり」
ではなく、
「バックアップを取る → 販売中GPTは複製する → 複製版をプラグインへ移行する → 動作確認する → 必要なら修正する → 購入者へプラグイン版を案内する」
までをセットで考えた方がいいということです。
特に販売中のGPTがある場合は、12月11日直前になって慌てるより、今のうちに自分用やテスト用のGPTで一度移行を試しておくと安心です。
プラグイン周りはまだ仕様が変わる可能性もあるため、今後共有方法や編集機能に変更があれば、この記事にも追記していこうと思います。
